6月6日と6月13日に福祉コース、外部講師による講座がありました。
まず6月6日は会津美里町社会福祉協議会の松崎由美先生の講義でした。
「介護の基本」という題で3週にわたっての講義の最後となりました。
まずはストレッチから
介護の仕事では特に腰部への負担がかかります。どのようなことに気を付けていけば腰痛などを予防できるか、体の使い方について実践を入れながら学習をしました。
ベッドから車いすへの移乗のようす
介護利用者に体をできるだけ近づけることで重心を寄せ、重さの負担を軽減します。
しかしなかなかこれが難しいです。
状態起こしの実践
水平移動の実践
講義の後「重心が高いと利用者が移動できない。とても重く感じた」など、生徒たちから感想が述べられました。
続いて6月13日には理学療法士の貝沼亮先生による「経管栄養、吸引、吸入、浣腸」などの「医療行為」についての講義でした。

介護福祉士には研修ののちに一定の条件下での医療的行為が一部可能となりました。
この講義では介護職ができる行為としてはならない行為について学びました。
どのような方にどんな医療的なケアが必要になるのか、またその行為の実際を動画視聴を交えて学ぶことができました。
真剣に動画から学んでいました。
これからも一つずつ学び、介護職への理解を深めていきます。
5月30日 福祉コースの授業は、先週に引き続き会津美里町社会福祉協議会より松崎由美先生を外部講師に招いての講義です。今回は「介護における安全の確保とリスクマネジメント」について学びました。

実際に車いすに乗ったまま1時間授業を受けてみるなど、体験的な学習を行いました。

「ハインリッヒの法則」を学び、重大事故の前には「ヒヤリ・ハット」が存在し、未然に事故を防止するために予兆を察知し、事故につながらないように対策を講じる大切さを知りました。
また、具体的な事例を取り上げ、車いすに乗っている際の転倒の危険についても体験しました。

緊急時の対処の仕方についても学びました。
特に「誤嚥」の対処として「背部叩打法」を立位の場合、臥位の場合について、実際に体験しました。


実際に体験してみると、喉から食物が出そうになる感覚がわかりました。
このように将来の目標に向けて、様々な知識を身につけていけるように頑張ります。
5月27日(月)の福祉コースの授業は外部講師に会津美里町社会福祉協議会より松崎由美先生を講師に招いて、介護職の役割や専門性と多職種との連携をテーマにご講義をいただきました。

事例をもとにどのような介護の方法が必要か、また、そのためにまずどこに連絡をしてどのように連携をとっていくべきかについて考えました。

続いて、介護はチームケアが大事であるということから、実際に介護にかかわる職種について学びました。
福祉コースで学ぶ私たちが目指す介護職員やケアマネージャーはもちろんのこと、医師、看護師、保健師、理学療法士、作業療法士等、多岐にわたる専門職が連携して、チームとして介護にあたっていくことがわかりました。

また、ケアマネージャーの大事な仕事として被介護者をアセスメントするときの視点の持ち方や介護の際に大事な「バイスティックの7原則」についても学びました。


これからも介護職に必要な知識を身に着けていくために頑張ります。
5月16日の福祉コースの授業は、郡山健康科学専門学校より窪木守先生をお招きしての講座です。

「自立に向けた介護とは」という内容で講義をいただきました。

学んだこと
・互いに名前やニックネームをつけてあいさつをする重要性。
➡人間関係がよくなり信頼関係(ラポール)がうまれる。
・将来、介護福祉士を目指すにあたっては・・・
➡実務経験3年後に国家資格を取得する、もしくは専門学校への進学などの道がある。
一生懸命学んでいます。
そのほかにも「介護を必要とする人々への理解の大切さ」や「相手の立場を考える介護」、「自立を支える介護とは」について学びました。
「生活行為とは何か考えてみよう」という学習では、思いついたことを一つずつ追加しながら挙げていく「記憶ゲーム」をしましたが、ゲームの後、先生からは、「私たちとっては何気ない遊びであっても、短期記憶が難しい認知症を有する高齢者の方にとってはできない遊び」だとお教えいただきました。体験を通して実感することができました。
窪木先生、ご指導いただきありがとうございました。
5月9日(金)は外部講師に郡山健康科学専門学校より佐藤篤先生をお招きして講義をいただきました。

本日のテーマは「人権と尊厳」についてです。

介護の仕事は生活のお世話をすることを通して、人々の人間としての尊厳を守る仕事であることを改めて認識し、将来、責任をもって携わることができるように、学んでいきたいと思います。
2年生健康福祉コースでは外部講師を招いて今年最初の介護職初任者研修講座が行われました。前半は福島県老人福祉施設協議会専務理事兼事務局長の髙木健さんによる講義でした。

「介護職員とは」という題で、福祉の理念や人権と尊厳、福祉施設の在り方やこれまでの制度の変遷、現状などのお話がありました。
髙木さんから教えていただいた、ダーウィンの名言「生き残るのは変化できる者である」という言葉のように、常に新しい知識を取り入れて学ぶ姿勢を忘れずに頑張っていきます。
2時間の講座の後半は福祉施設での業務の実際について、特別養護老人ホームに勤務されている会津みどりホームの大竹里穂さんと宮川荘の齊藤宏樹さんにもご参加いただき、座談会形式でお話をいただきました。生徒の疑問などにも答えていただきました。
生徒の質問に答える大竹さん

実際に介護の仕事に携わるみなさんからのお話を聞いて、生徒たちも介護職を目指すモチベーションが高まったと話していました。
介護職員初任者研修 入浴と清潔保持に関するこころとからだのしくみと自立に向けた介護
講師:社会福祉法人千桜会 宮川荘 鈴木智也 様
11月15日、19日に入浴と清拭の介護、入浴に際したリスクと対応について学びました。
入浴時に生じやすいリスクを予測して未然に防ぎ、利用者の方が安心して安全に入浴ができるように必要な知識を確実に身につけたいです。

介護職員初任者研修 移動に関するこころとからだのしくみと自立に向けた介護
講師:社会福祉法人千桜会 宮川荘 邊見宙人 様
11月1日(金)移動・移乗に関する基礎的な知識と技能を学びました。
利用者と介護者の双方が安全で安楽な方法に関して、重心のことやボディメカニクスなど覚えることがたくさんありました。
ベッドから車いすへの移乗についての演習です。
ベッドの端に座った姿勢(端座位)にするため、てこの原理を応用しながら起こします。
できることは自分でやってもらうように、ていねいな言葉かけをします。
安心して車いすに乗れました。
11月5日(火)活動が低下した場合のこころとからだに及ぼす影響や、移動に関する具体的な介助方法について学びました。
生活不活発病や褥瘡を防ぐために、利用者を体位変換する演習を行いました。
腰部の移動が一番難しかったようです。
クッションを活用して、利用者さんを楽な姿勢にする方法を学びました。
介護職員初任者研修 整容に関するこころとからだのしくみと自立に向けた介護
講師:社会福祉法人千桜会 宮川荘 安達教雄 様
10月25日(金)衣類の着脱の支援 片マヒがある人への支援について学びました。
和式寝間着の着方の復習です。
右半身にマヒがある人の気持ちになって寝間着を着てみます。
一人で難しいときは協力してもらいます。
片マヒの場合、脱ぐときは健側から脱ぎ、着るときは患側から着ます。
10月29日(火)衣類の着脱の支援 横になった状態の人の着脱を学びました。
立つ位置や帯の結び方、言葉かけなどについて教えていただきました。
利用者さんが安心して衣類の着脱ができるように言葉かけをします。
利用者さんの素肌ができるだけ見えないようにタオルを使ってていねいに行います。
利用者さんを横に起こす支援がスムーズに、丁寧になってきました。