「福祉の将来を担う人材育成事業」VR認知症体験
2025年11月25日 08時14分先日、「福祉の将来を担う人材育成事業」を活用し、VRを利用した認知症体験の授業が行われました。
1年生の「家庭基礎」、2年生の「生活産業基礎」、3年生の「生活支援技術」の授業で体験学習を行いました。
VRのゴーグルを通して、認知症になった人の目ではどのように見えるのかを疑似体験しました。
(こちらがVRゴーグル)
具体的には次のような幻想現象の体験です。(例1)ビルの最上階から落ちそうになる。(例2)いるはずのいない犬や虫、蛇などが突然出てくるように見える。(例3)自分がどこにいるかわからなくなる。
こうした疑似体験を通して生徒たちは認知症への理解を深めることができたようです。
生徒の声
「今日の体験を通して認知症への理解がとても深まりました。もし認知症で困っている人がいたら声をかけて手助けしたいと思います。」
「認知症の人がこんなに怖い思いをして生活していると思わなかった。この体験を通して自分も困っている人がいたらまずその人の状況を理解してから助けるということが大切だと思った。」
「もともと認知症についての知識はあったが、実際はどんなものなのかわからなかった。今回の体験でその辛い思いや悲しい思いがよく伝わった。自分もそういう人を見つけたら優しい声をかけて少しでもその人の辛い思いが減ると嬉しいなと思った。」