学校生活の様子

令和7年度 東日本大震災・原子力災害伝承館における研修

2025年9月5日 14時24分

9月4日は浜通りの双葉町にある東日本大震災・原子力災害伝承館での研修を行いました。

 

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この研修は福島県の「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」として実施しました。

目的は「震災と復興に関する地域課題探究活動をとおして、福島における震災、復興、そして未来について、自分の考えを持ち、自分の言葉で語ることのできる高校生を育成する。本校においては、「総合的な探究の時間」の課題探究活動との関連の中で、研修で得たことを深め、思考力、判断力、表現力の育成をはかる。」としています。

当日は1年生から3年生までの希望生徒38名の参加により実施しました。

 

生徒たちが一番心に残ったことは、伝承館内の見学・研修の後に行われた、実際の被災地である浪江町請戸地区でのフィールドワークでした。

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遠くに旧請戸小学校を望み、語り部さんからのお話を聞きました。

DSCF0524 遠くに見える旧請戸小学校

この地は震災発生時、津波から逃れるために小学生たちが学校から避難してきた場所でした。

 

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語り部さんが背にするフェンスの手前まで津波が襲ってきたそうです。

 

DSCF0526 慰霊碑を前に

14年前のあの日、生死の境となったフェンスを前に、生徒たちは真剣な面持ちで語り部さんの説明に聞き入っていました。

 

震災の記憶を教訓として伝えていかなければならないと改めて感じることができた研修でした。

 

校内の図書室前には防災をテーマにした本の紹介コーナーがあります。

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