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快適な居住環境整備と介護の授業

10月10日(火)に、ハッピーケアの渡部正幸様をお招きし、高齢者の住環境について授業をしていただきました。

今回で2回目となりますが、実際に様々な介護用品に触れながら実習を行いました。

前半は介護用ベッドについて、実際に動かしながら体験。寝たきりの人になりきって脱力したまま上半身をしっかり起こしていくと、寝ている人は摩擦や圧迫感を強く感じて苦しくなることを教わってます。

ベッドと身体の間に一度隙間を作るように、介護者が手を入れるだけで、非常に楽になることがわかりました。

褥瘡(床ずれ)防止の技術として、特殊なマットレスについてご説明いただいています。

中には固さの異なる空気入りのチューブが交互に並んでおり、時間ごとに固さが入れ替わるそうです。

特殊な道具がなくても褥瘡を防ぐ方法として、圧力を分散するように隙間にクッションを詰めるやり方を教わっています。

クッションがたっぷりでとても幸せそうです!

足だけでも気持ちがいいそうです。

ベッドから車椅子にスムーズに移乗する方法を実践中。

初めてのスライディングボード!

 

後半は車椅子の操作について、非常に詳しく教わりました。

小さな段差を越える方法を3通り実践。意外な方法ばかりでした。

スロープの上り下り、大きな段差の上り下りはそれぞれ後ろ向きと前向きの両方を体験。

坂や段差を車椅子で前向きに降りる怖さを体感しました。

 

最後に、車椅子でよくある事故について学習しました。

フットサポートを下げたまま立ち上がると、車椅子ごと転倒してしまい危険です。

小さな前輪を前向きにしておくと、格段に安定感が増すことも教わりました(車椅子を販売するような方しかわからないような情報だそうです。)

 

まとめの講義、危険予測トレーニングをして終了。

今回も短時間にたくさんのことを学習しました。